ヴィーナー・ビーダーマイヤーソリステン


音楽の都ウィーン。ワルツとオペレッタが花開いた町。そして今なお人々に愛され続ける、ビーダーマイヤー時代の伝統的な音楽と文化。
その情熱を、オペレッタの殿堂・ウィーン・フォルクスオーパーのオーケストラメンバーからなる弦楽五重奏団「ヴィーナー・ビーダーマイヤーソリステン」が、ウィットに富んだトークと共に、皆さまにお届けします。
 

「ヴィーナー・ビーダーマイヤーソリステン」のレパートリーには、ワルツ、ポルカ、おとぎ話、クヮドリールといった、ビーダーマイヤー時代の伝統的なウィーンのエンターテイメント・ミュージックを豊富にとりそろえ、その演奏会プログラムには、演奏曲についてのユーモラスな逸話や作曲家や曲の背景など、興味深いお話を織りまぜながら、ウィンナ・ワルツの起源や歴史、魅力を紐解いてゆきます。また、オペレッタの演奏ではピアノも加わります。そして時には、オペレッタ歌手や、音楽と舞台の美しき融合であるバレエのダンサーも共演し、当時の伝統的な楽しみ方や素晴らしさを聴衆と共有します。

これまでの共演者には、ペーター・ミニヒ、イザベラ・ラブタ、エリザベス・フレッヒル、メラニー・ホリデイ、メルバ・ラモス、リヒャルト・カルチコフスキー、ブルク劇場俳優フリッツ・レーマンなど、世界の著名なソリストや俳優があげられます。

さて、一般に1815年(ウィーン議会)から1848年(ブルジョア革命の始まり)の期間は、ドイツ連邦諸国でビーダーマイヤー時代と呼ばれています。ビーダーマイヤーという言葉は、この間に作られたブルジョアジーの文化と芸術を指し、この時期、もっと身近で日常的なモノ、プライベートや人生を楽しむという風潮が広がりました。ビーダーマイヤーはワルツの時代であり、その拠点はもちろんウィーンでした。
ウィンナ・ワルツのほとんどは、屋外で踊られるときによく使われていた、レントラーという民族舞踊から生まれています。当時、ダンスパーティーに集まった人々は大はしゃぎをして楽しみ、とりわけ、ヨハン・シュトラウスやヨーゼフ・ランナーのような作曲家やカペルマイスターは人々に愛され、華やかで、現代でいうところの、ポップスターのような存在でした...。

今なおウィーンの人々に受け継がれている ― それは心奪われる素敵なもの ― 楽しく軽やかで、やわらかで愛らしく、そして時にはちょっぴりメランコリックなビーダーマイヤー気質の魅力を、弦楽五重奏団「ヴィーナー・ビーダーマイヤーソリステン」が、余すところなくお伝えします。
 

CDs (抜粋 : ビデオ)


Die Schönbrunner 

 

Im Kahlenbergerdörfel– Works of FAHRBACH 
(with Dieter Flury / Fl., Peter Schmidl / Kl.) 

 

Wiener Gemüths-Walzer  

 

Wiener Gemüt – Works of FAHRBACH Vol.2

 

Walzer-Transcription by Second Viennese School
(with Christian Schulz, Mika Mori, Barbara Gisler-Haase, Peter Schmidl)

 

Wiener Kinder