フェーダーシュピール
オーストリア・ヴァッハウ出身の管楽七重奏団「フェーダーシュピール」。彼らは伝統的なアルペン音楽を現代風にアレンジし、新しい響きを追求します。
© Maria Frodl
彼らのユニークで洗練された音楽は、オーストリア、ハンガリー、スロヴァキア、アイルランド、バルカン諸国やメキシコといった、ヨーロッパからラテンアメリカに至る幅広い世界の音楽の要素 ― ワルツ、マーチ、マズルカやチャールダッシュ、そしてジャズ、ロックやポップミュージックなど ― をオーストリアの民族音楽と融合させた独創性あふれる唯一無二のものとなっています。
そしてその世界中の音楽のスパイスをとりいれたプログラムは、オーストリア特有の朗らかさと喜びにあふれ、甘美なものから歯切れのよいアップテンポなものまで、予想外の展開を繰り広げます。また、その巧みな技巧と、繊細さ、豊かな表現力で観客を魅了する演奏は、『心の癒し & 音楽セラピー』と言われ、結成以来14年間人々に愛され続けており、今日、ヨーロッパの管楽器界で最も興味深く、革新的なアンサンブルとされています。
ヨーロッパ諸国をはじめ、スカンジナビア、USAやカナダでのツアーでは、世界的に著名なフェスティバルやホール ― ヴィーナー・フェストボッヘンのオープニングコンサート、ケルンテンの夏音楽祭、Woodstock管楽祭、グラフェネック夏の音楽祭、ウィーン・コンツェルトハウス、ウィーン・楽友協会、ブルックナーハウス、トライプハウス・インスブルック、WOMADフェスティバル (イギリス)、アルペンテーネ (スイス)、ダボス・フェスティバル (スイス)、KKLルツェルン (スイス)、カジノ・ツーク劇場 (スイス)、インターナショナル・ドナウフェスト・ウルム (ドイツ)、TFFルードルシュタット・フェスティバル (ドイツ)、プリンツレゲンテン劇場・ミュンヘン (ドイツ)、ベルリン・フィルハーモニー (ドイツ)、ミラノ・エキスポ (イタリア)、ルンクルシュタイナー音楽祭 (イタリア)、ドロミーティの音・フェスティバル (イタリア)、Valley of Arts Festival - 芸術の谷フェスティバル (ハンガリー)、ショーケース・フェスティバル – WOMEX (ハンガリー)、ワールドミュージック・エキスポ (ハンガリー)、パレス・オブ・アーツ・ブタペスト (ハンガリー)、Gooikoorts Festival (ベルギー), フィヨルド・フェスティバル (ノルウェー)、カウスティネン・フェスティバル (フィンランド), G-フェスティバル (フェロー諸島・デンマーク) 他で好評を博しています。
ラインホールド・フリードリッヒ (トランペット奏者)
舞台上で彼らのようにインスピレーションに富み、ジョーク、繊細さそして根底に流れるエネルギーを持ち合わせるというのはごく稀で、とくに金管楽器奏者においては全くないと言っていいだろう。ここ(舞台)はシモンと彼の「フェーダーシュピール」にとって理想的な場所だ。それは繊細で強く、感動的でパワーに満ち、軽やかで悲しく、その他の考えられるものすべて‼それはただ単に心を奪いメロメロにする。そしてすべてを忘れこの一瞬を楽しむ。これ以上に美しい体験があるだろうか！世界一流だ!!!
ライナー・ピルツカル (ニュルンベルク“Bardentreffen” フェスティバル・芸術監督)
バンドに魅了され影響を受ける受けないにかかわらず、あなたは聴衆の動きから見出すことが出来る ― 誰も動かない！一人一人がうっとりと耳を傾けていた。それはセバルダー広場の周りの家が山々に代わってしまったような感覚だった！ワンダフル！
クラウス・ハラマ（sound & image“ CD評）
信じられないほどの情熱と喜びをもち、革新的な方法で伝統的な古い形式を用いた、全く様式にとらわれない演奏。フェーダーシュピールには決まり事に対するネックも、創造することへの恐れもない。マリアッチ、マズルカ、軍隊マーチ、チャールダッシュ、民謡のメロディー、フォーク・ダンスが魅力的にコンビネーションされた管楽と結びつき、それは20年、30年を経てもなお、今日のように感動を呼ぶだろう。[…] 管楽器の音楽がこのCDのようにエレガントで、穏やかで素晴らしく、また、自由なのはまれです。巨匠クラスだ！
ディスコグラフィー
- フォン・デア・ラングサーメン・ツァイト
- ヴォルペアティング
- スマラクト
- ウィーン楽友協会ライブ
- 凄まじきブㇺ！
- フェーダーシュピール
メディア
- ORF TV ＆ 3-Sat / フェーダーシュピール・結成15周年記念コンサート『ヴォルペアティング』中継 (2019年5月、オーストリア）
- ORF TV ＆ 3-Sat / "ウィーン春の音楽祭" 開幕のフェーダーシュピール・コンサート中継 (2016年5月、オーストリア）
- ORF TV / "Kulturmontag" (2016年2月、オーストリア）
- 3-Sat / "Kulturzeit", フェーダーシュピール・ポートレート(2015年11月、ドイツ)
- BBC ラジオ 3 / “World on 3”、フェーダーシュピール・コンサート in ショーケース・フェスティバル・WOMEX (コンサート録画 ＆ インタビュー、2015年10月、イギリス)
- SERVUS TV 及びバイエルン放送 / “Pixners BACKstage” (2015年10月、オーストリア)
- WDRラジオ / Liveコンサート in TFFルードルシュタット・フェスティバル (ドイツ) WDR/ Live radio broadcast
- ORF Ö1 / “Klassiktreffpunkt” 2014
他、多数出演。
受賞歴
- アルバムが "Preis der deutschen Schallplattenkritik" に於いて、"Grenzgänge"、"Traditionelle ethnische Musik" の両部門でノミネート。２０１７年１月
- アルバム "Smaragd (エメラルド)" 「今月のCD ・２０１６年１２月」 - バイエルン放送、BR Klassik U21
- 「EISENER EVERSTEINER 2016」 受賞 – ヨーロッパのフォークミュージックのアワード。("Folkherbst Plauen")
- 「FREIBURGER LEITER 2015」 受賞 Internationale Kulturbörse Freiburg 最高 の 音楽功労賞 Kulturbörse Freiburg
- 「AUSTRIAN WORLD MUSIC AWARD 2015」 優勝
- 「AUSTRIAN WORLD MUSIC AUDIENCEAWARD 2011」受賞
- 「PASTICCIO PREIS」 ORFラジオ Ö1 とスタンダード新聞より授与されるアルバム・アワード。2012年８月
- アルバムが "Preis der deutschen Schallplattenkritik" に於いて、“フォーク & フォークロア”部門でノミネート。２０１2年4月
- 「THE NEW AUSTRIAN SOUND OF MUSIC」(NASOM) に オーストリア文部省と外務省から選出。
© Maria Frodl
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